ボロボロ維新が再起へ急ピッチ…藤田前幹事長ら“オラオラ執行部”復活の成否と、参政党との因縁バトルの行方
ヘタり感が鮮明になっている日本維新の会が再起に向け急ピッチだ。
大阪府知事の吉村洋文代表、国会対応を指揮する前原誠司共同代表の体制で臨んだ参院選は事実上、敗北。外様ゆえに風当たりが強かった前原氏ら現執行部は辞任に追い込まれ、昨秋の衆院選惨敗で引きずり降ろされた旧体制のメンバーが復権する見通しだ。立憲民主党や共産党をやたら挑発し、ド真ん中を目指した「オラオラ執行部」の復活で党勢衰退に歯止めをかけられるか。
維新は衆院選に続き、参院選も振るわなかった。目標に1議席上乗せした7議席を獲得したものの、比例獲得票は過去最低の約437万票。700万台だった国民民主党、参政党、立憲民主党に大きく引き離され、野党内で4番手に沈んだ。
れいわ新選組が迫っている状況だが、吉村氏は代表続投の公算大だ。大型選挙後に代表選の実施可否を議決すると定めた党規約に基づいて7日、結果を発表する。
「(創設者の)橋下徹氏の操り人形の吉村さんに対しては賛否があるが、取って代われる『党の顔』はいない。よく言えば広告塔、平たく言えばお飾りとして温存するしかない」(維新関係者)