米国松下電器 岩谷英昭元会長<2>20代から一人で決断する

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 パナソニックの米国事業の中興の祖として知られる米国松下電器(現米国パナソニック)の元会長、岩谷英昭。

 1968年、新卒で松下電器に入社した岩谷は、すぐにアメリカに赴任し、2年間の海外勤務を終えると、電池事業部の海外営業部に配属された。海外営業部といっても直属の上司は主任の一人だけ。まだ24歳だった岩谷は、たった一人でニューギニア、ニューカレドニア、ヤップ島、コロール、グアム島という広い地域をカバーしなければならなかった。主に乾電池を売っていた。

「1つの島の取引は1億円もいかない。だから、会社も重要視していなかったのかも知れませんね。上は、そこはおまえのテリトリーだから、おまえが好きなようにせい、売り上げ目標も出張計画もおまえがつくれ、というわけです。予算の管理まで、なんでもかんでも自分でやらなければならなかった。経営者のようなものです。すごく勉強になりました」

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