溝口敦
著者のコラム一覧
溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

キメセクで乱用…「キッチンラボ」でできる覚醒剤の新製法

公開日: 更新日:

 先日、厚労省麻取の元幹部取締官と会食する機会があった。彼が言うには覚醒剤の乱用は広がる一方で発生件数が増大、取り締まり側の厚労省や警察が手に余すほどらしい。

 覚醒剤を使った上でのセックスを俗に「キメセク」というが、キメセクが原因となり、男から女に、また女から男に覚醒剤の乱用は感染しているという。

「感染」という言葉遣いに驚いたが、覚醒剤は主にキメセクを介して、病原菌のように伝染している。乱用する場面の8~9割はキメセクという。

 元取締官が覚醒剤の蔓延を憂える原因はもうひとつある。たまたまカナダは17日、大麻の所持と使用を合法化したが、日本でも覚醒剤がより蔓延化する状況があるらしい。

「覚醒剤の新しい密造法が開発され、それが徐々に日本で広まり始めている。新密造法は熱を使わない。密造の過程で加熱の必要がないんです。そのため臭いが出ず、隣近所に密造が分かりにくい。原料は風邪薬などに含まれるエフェドリンやプソイドエフェドリンを抽出して使いますが、これにより素人が気軽に覚醒剤の密造に手を出し、よりお手軽に覚醒剤を試す危険が出てきました」

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