専門家に聞く 日米FTAの行方と暴走するトランプへの対抗策

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 9月末の日米首脳会談でトランプ大統領から押し込まれた米国との通商協議が年明けから始まる。安倍政権はTAG(物品貿易協定)交渉だと強弁しているが、自由貿易推進派も反対派も声をそろえている通り、その実態は紛れもないFTA(自由貿易協定)交渉だ。米国第一を掲げ、対日貿易赤字の削減に躍起のトランプはどう攻めてくるのか。防戦一方の日本はまた泣き寝入りさせられるのか。NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表の内田聖子氏に聞いた。

■「TAG交渉」と強弁するのは安倍政権だけ

 ――日米2国間の貿易協定の協議が来年1月中旬以降に本格化します。

 安倍政権は「2国間のFTAや予備交渉はしない」と国会答弁してきた手前、TAGという用語をひねり出したのでしょうが、FTAを否定しているのは安倍首相、茂木経済再生相、および官邸の一部だけです。ペンス副大統領は「日本との歴史的な2国間のFTA交渉を始める」と明言していますし、日米共同声明の正文(別表参照)を見れば一目瞭然。日米通商交渉を巡っては、外務省が都合の悪い部分をはしょったり、マイルドに翻訳することは珍しくありませんでしたが、文言そのものをすり替えるのは非常に悪質です。

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