出井康博
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出井康博

いでい・やすひろ 1965年、岡山県生まれ。早大政経学部卒業。英字紙「THE NIKKEI WEEKLY」記者などを経て、フリー。著書に「ルポ ニッポン絶望工場」(講談社+α新書)など。

産業界のニーズに応える安倍政権のホンネは“底辺”への固定

公開日:

 安倍政権が「優秀な外国人材の確保」を建前に、来年度からの実施を目指す留学生の就職条件緩和――。この政策によって、新在留資格の14業種から漏れた職種でも単純労働を課すことが可能となる。就職後のビザ更新は簡単だ。つまり、“偽装留学生”をも移民にしてしまう政策なのである。

 日本で就職した留学生の数は、2016年には1万9435人だった。近年、万単位で急増した偽装留学生は今後、続々と卒業を迎える。

 彼らの多くは在学中に日本語能力を身に付けていない。できる仕事は単純労働に限られ、就職後もキャリアアップは望めない。当然、賃金も大きく増えない。

 雇う企業にとっては好都合である。そもそも、人手不足はホワイトカラーの仕事では起きてはいない。産業界が欲しているのは、単純労働を低賃金で担う人材だ。そのニーズに応え、安倍政権は留学生の就職条件を緩和する。

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