小林節
著者のコラム一覧
小林節慶応大名誉教授

1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)

「幸せの国」ブータンで発見した「不幸せの国」日本との差

公開日: 更新日:

 若い頃からの勉強仲間であるペマ・ギャルポ拓大教授のご案内で、ヒマラヤの裾野にあるブータン王国を訪ねる機会を得た。

 かの国は、経済的にはまるで昭和30(1955)年の日本に戻ったような状況であったが、それでいて、現地の人々は今の生活に満足しているようであったし、第三者機関が行った調査でもそのような結果が出ている。

 まさに「足るを知る」人々である。

 そこで、少し調べてみたら、納得できる理由がいくつか見つかった。

 第一に、国策として、貧富の差をつくらないように努力している。確かに貧富の差が広がりすぎると、そこには、競争心、嫉妬、差別などの感情が生まれ、人心は荒むものであろう。

 第二に、国策として「良き統治」を掲げている。これは政治に徳を求めることで、力ずくの自由と民主主義の国から来た私には正直驚きであったが、仏教国ブータンでは本気で政治に徳を追求している。人口70万人の国で、国王自身が3500人の孤児の里親になり養っている。

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