立憲が参院東京選挙区で大バクチ 強気“2人擁立”は吉か凶か
強気な“ギャンブル”だ。今夏の参院選で立憲民主党が東京選挙区(改選数6)に2人目の候補を立てるもようだ。
公認済みの塩村文夏元都議(40)に続き、朝日新聞政治部所属の男性記者を擁立。小泉進次郎衆院議員(38)と同い年だ。
「今週22日付で退職した後、出馬会見を開く予定です。衆参ダブル選になれば、同じく朝日の政治部記者だった松島みどり元法相が地盤の東京14区から立候補し、『元朝日記者対決』を演出するプランも検討されています」(立憲民主関係者)
改選数が5だった2013年の参院選では旧民主系候補が2人出馬し共倒れ。改選を迎える立憲の現職はゼロだ。現職5人は6年前の当選順に自民の丸川珠代元五輪相(48)、公明の山口那津男代表(66)、共産の吉良佳子議員(36)、れいわ新選組を立ち上げた山本太郎代表(44)、自民の武見敬三議員(67)。今回も丸川氏、山口氏、吉良氏、山本氏までは当選圏内で、立憲の2人は残り2議席を武見氏と争う展開になりそうだが、勝ち目はあるのか。
16年の同選挙区で最下位当選の小川敏夫元法相は約51万票を獲得。17年の衆院選・比例東京ブロックで立憲の獲得票は約141万だ。単純に2で割れば、立憲の2議席確保もありそうだが、前回の衆院選で投じられた“反自民票”は間違いなく山本氏にも流れる。