伊藤惇夫
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伊藤惇夫政治アナリスト

1948年、神奈川県生まれ。学習院大学卒業後、自民党本部事務局に勤務後、新進党、太陽党、民政党、民主党の事務局長などを歴任。「新党請負人」と呼ばれる。執筆、テレビ・コメンテーターなど幅広い分野で活躍中。

後藤田正晴の危惧が現実に 外交とはゴマスリではない

公開日: 更新日:

 もっとも、振り返れば戦後の日本には、真の意味での「外交」などなかったともいえる。

 中には田中角栄のように、アメリカを出し抜く形で日中国交正常化を実現した政治家もいるが、これなどは例外。東西冷戦構造の下、ひたすらアメリカに追随していれば事足りたわけだ。だが、その冷戦が終結した以降も日本の外交は以前のまま。と思っていたら、ふと気づけば、むしろ以前よりも急速に劣化しているのが日本外交ではないか。

 もちろん、前民主党政権の3年間もひどかったが、では今の安倍政権の6年間の外交はどうか。一見、華々しい外交を展開しているように見えるが、では実績は? と考えると、ほとんどなにもない。どころか、「功」を焦るあまり、日本の国益を将来にわたって毀損する恐れすら感じる。北方領土問題では、2島返還での手打ちを模索しているかにみえるが、それは逆にいうと残りの2島の放棄でもある。国家が守るべきは国民の生命、財産と領土なのに。

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