【京都】立憲と国民がギクシャクで再び共産が“漁夫の利”も
【京都】(改選数2)
○○西田 昌司60自現
△▲増原 裕子41立新
▲△倉林 明子58共現
かつては「自共の指定席」と呼ばれた京都だが、2001年以降は、自民と旧民主系で議席を分け合ってきた。唯一、6年前の13年は野党が乱立し、漁夫の利で共産が議席を得た。今回の注目は、共産・倉林が議席を維持するのか、それとも立憲・増原が旧民主系の議席を奪還するのか、である。
京都を最重点の“必勝区”に位置付ける共産は、公示前から何度も志位委員長が入り、公示翌日にも京都タワー前で演説。主催者発表で3000人が集まったという。
過去2回の共産の得票は21万票で、3年前は当時、民進党だった福山哲郎(現・立憲幹事長)に17万票超の大差をつけられ落選した。今回は、3年前と同じ三つ巴の構図。旧民主票が共産の基礎票を上回り、共産には厳しい戦いとなるはずが、序盤情勢は共産が優勢だった。
「増原さんが横浜出身の落下傘だというハンディに加え立憲と国民民主の間のしこりが少なからず影響しているでしょう」(地元メディア関係者)