著者のコラム一覧
小川善照ジャーナリスト

1969年、佐賀県生まれ。東洋大学大学院修了、社会学修士。週刊誌記者として事件取材などを担当。2008年に「我思うゆえに我あり 死刑囚・山地悠紀夫の二度の殺人」で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。14年の雨傘運動以降、香港問題に関心を寄せている。

暴力行使する「過激派」の素顔は日本の地下アイドルオタク

公開日: 更新日:

大学進学を保留し家出

マスクの裏側は…(撮影・中村康伸)

 現在のデモをリードするのは「勇武派」と呼ばれる若者たちだ。「――派」とつくが、特定の思想があるわけではない。デモにおいて暴力を肯定的に行使する、いわば過激派だ。そのひとりに会うことができた。

「この前、催涙弾が当たってプロテクターがなかったら、ヤバかった」

 マスク…

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