小川善照
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小川善照ジャーナリスト

1969年、佐賀県生まれ。東洋大学大学院修了、社会学修士。週刊誌記者として事件取材などを担当。2008年に「我思うゆえに我あり 死刑囚・山地悠紀夫の二度の殺人」で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。14年の雨傘運動以降、香港問題に関心を寄せている。

運動から革命に…過激化を容認する非暴力な抗議への無力感

公開日: 更新日:

 7月21日のデモでは、大事件が起きた。北京政府の出先機関「中央政府駐香港連絡弁公室」の門前に掲げてある中華人民共和国の国章が、黒い液体で汚されたのだ。

 これに北京政府は「中央政府の権威に公然と挑戦する行為であり、絶対に容認できない」と、デモ隊を強く非難した。デモ隊は立法会などを占拠し破壊してきたが、さすがに北京政府の施設を標的にすることはなかった。デモの雰囲気は当初から変貌しつつある。

 2014年9月、官庁街の金鐘地区などがデモ隊によって占拠されると、欧米メディアを中心に「雨傘革命」と呼称された。だが、当事者であるデモ参加者らによって、「雨傘運動」と訂正された。当の香港人たちが「一国二制度の中での民主的な香港の選挙」しか望んでいなかったためだ。市民は当初、中国政府を必ずしも敵とみなしていなかった。

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