著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

警官隊を導入した岸内閣 国民は軍事主導体制思い浮かべた

公開日: 更新日:
衆院本会議場前の廊下に座り込んだ社会党議員を排除する警官隊(1960年5月19日)/(C)共同通信社

 このシリーズでも触れてきたが、サンフランシスコ講和条約に調印して日本は国際社会に復帰した。その折に吉田茂首相は日米安保条約にも単独で調印している。のちに問題になるからとの言を残してである。それからほぼ9年後、その予想が意外な形で現実となった。昭和35(1960)年5月19日にど… 

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