保阪正康
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保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が新書版「陰謀の日本近現代史」(朝日新聞出版)として好評発売中。

「女子学生が死んだ」という噂がデモ隊の中に広まった

公開日: 更新日:
6月15日、右翼がデモ隊に殴り込みをかけたのをきっかけに全学連主流派4000人が国会南通用門から構内に突入し警官隊と乱闘になった(1960年)/(C)共同通信社

 今年は昭和35(1960)年6月15日から60年にあたる。あの時代を肌で知る者は、今も6月15日のことを鮮明に記憶しているだろう。思い出としてはそれほど強烈である。

 この日、京都の円山公園で府学連の抗議集会が開かれ、私も参加した。自治会を持たない…

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