姫田小夏
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姫田小夏ジャーナリスト

ひめだ・こなつ 上海財経大学公共経済管理学院・行政管理学修士(MPA)。中国ウオッチは25年超、うち約15年を上海で過ごす。中国、アジアを現地取材、日本でも各地を回りインバウンドがもたらす変化を追う。著書に「インバウンドの罠」(時事通信出版局)他。「ダイヤモンド・オンライン」などでコラムを連載中。アジア・ビズ・フォーラム主宰。

イランと伊の“中国防疫モデル”導入が「一帯一路」を後押し

公開日: 更新日:

 イランにおける新型コロナウイルスの感染者数は、3月12日時点で1万75人(イラン保健省発表)。今やイランは中国、イタリアに次ぐワースト3だが、中国とまったく同じ防疫措置で乗り切る構えだという。

「イランは中国の診療モデルをペルシャ語に訳して公開した。30万の医療グループを組織し、世帯ごとに感染の実態を調査した。全国の学校を休校にし、冠婚葬祭の行事を中止させた。公共の場所では体温検査をさせることにした」――。

 これは駐中国イラン大使館が中国のウェイボーで発信した内容だ。イランで新型肺炎が爆発したのは2月19日のことだが、その後3月3日に、「イランは中国モデルを導入してウイルス防衛に当たる」と、国民に向けて宣言した。

 イランだけではない。イタリアも中国モデルに学び、ミラノ、ローマを中心に2月23日から北部ロンバルディア州の十数の都市を封鎖。その後、深刻化するにつれ、3月8日には州の全域と一部都市を封鎖した。このような大がかりな都市封鎖を行った国は、中国に次いでイタリアが初めてだ。また治療対策についてもテレビ会議を通して中国の医療機関からアドバイスを受けている。

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