澤章
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澤章東京都環境公社前理事長

1958年、長崎生まれ。一橋大学経済学部卒、1986年、東京都庁入都。総務局人事部人事課長、知事本局計画調整部長、中央卸売市場次長、選挙管理委員会事務局長などを歴任。(公)東京都環境公社前理事長。2020年に『築地と豊洲「市場移転問題」という名のブラックボックスを開封する』(都政新報社)を上梓。YouTubeチャンネル"都庁OB澤章"を開設。最新作に「ハダカの東京都庁」(文藝春秋)、「自治体係長のきほん 係長スイッチ」(公職研)

<3>小池知事の“黒歴史” 築地跡地の活用と環状2号線の行方

公開日: 更新日:

 豊洲に移転した築地市場の跡地は今、高い仮囲いの白い塀に周囲を囲まれて中を覗き見ることはなかなかできない。それでも、中央区が設置した「築地魚河岸」の屋上から一望することは可能だ。その大きさは23ヘクタール。実に東京ドーム5個分である。いやはや広い。銀座から徒歩10分圏内に、こんな手つかずの土地があるなんて。あの店舗とターレと人がひしめき合っていた場所がこんなに広大だったのかとあらためて驚かされる。

 だが待てよ。この築地市場の跡地利用については、先の都知事選挙で論点になっていなかった。都は昨年3月に「築地まちづくり方針」を発表。同11月には船着き場周辺エリアを先行整備するための実施方針の方向性について明らかにしたが、ここ半年以上、とんと音なしの構えである。

 もともと築地市場の跡地は、東京五輪の大会期間中は大型バスや乗用車など数千台分の車両基地として利用し、その後、環状第2号線を貫通させて、いよいよ本格的に再開発に臨む予定だった。ところが、東京五輪の1年延期と新型コロナが重なり、いやが上にも先行き不透明感が増している。

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