立岩陽一郎
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立岩陽一郎ジャーナリスト

ジャーナリスト。1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て、2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。毎日放送「よんチャンTV」、フジテレビ「めざまし8」出演中。

学術会議問題に思う 税金は私たちの物で政権の物ではない

公開日: 更新日:

「自立」発言についても指摘したい。それが寄付を集めるという話であれば、日本はアメリカのような寄付制度を確立しなければならない。アメリカは19世紀末に寄付が広がるための制度の整備に着手。世紀をまたいで寄付が流れる仕組みをつくった。私が調べた2010年には、年間日本円で30兆円が寄付されて社会のさまざまな取り組みを支えていた。そうした議論を欠いた「自立」発言は、単なる政権擁護と思われても仕方ない。

 もちろん、誤った発言と嘘は別だ。そこは混同してはならないし、十分とは言えないが修正もされている。一方で、その影響は、小学生の私の嘘よりも当然大きい。四十数年前の私に会えたら、「嘘で得られた勝ち誇った気分なんてすぐに消え去り、恥ずかしさだけが心に残り、それは消えない」と伝えたい。ただし、こう加えたい。「もし誤ったことを言ったら、その事実と向き合って素直に誤りを認めるべきだ。そうすれば、その恥ずかしさは半減していただろう」。大事なのは事実だ。

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