政権移行の慣例無視…死刑を乱発するトランプ大統領の狙い

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 トランプ大統領が次々と死刑を執行していることが議論を呼んでいる。BBCニュースによると、来月20日にバイデン次期大統領が就任するまでに連邦政府(国)の死刑執行が5件予定され、うち2件は先週執行されたという。

 実は米国には次期政権への移行期間に政府は死刑を執行しないという伝統が、過去130年にわたって続いていた。トランプはその慣例を破って強引に処刑を行っているわけだ。最近の米国の世論調査では国民の6割が死刑ではなく終身刑を支持している。そうした国民の意向を無視したことにもなる。

「目的は自分の強さをアピールすることです」とは国際政治経済学者の浜田和幸氏だ。

「大ざっぱに言うと、米国では民主党が死刑に反対、共和党が賛成という構図です。トランプ氏は自分の支持者に『悪をのさばらせてはならない。悪いヤツらを抹殺して正義を実現するのだ』という姿勢をアピールしている。130年の慣例を破ったのは、新しい価値観を打ち立てるという意思表示。トランプ氏がこの世の悪と戦っていると主張する『Qアノン』を信じる人たちにとって、伝統を無視して死刑を強行するトランプは頼もしい存在なのです」

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