著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

国共合作が成立するも、張学良は50年の軟禁の刑を受けた

公開日: 更新日:
周恩来は地団駄を踏んで悔しがった(C)共同通信社

 周恩来が西安に乗り込んできた段階から、国民党と共産党の話し合いが進んだ。そのことは共産党側が張学良と接触していたことを裏付けていた。むろん南京にあっても、周恩来は陳立夫に接触を求めていたのだが、とにかく国民党を「抗日」の方向に向けるのが主要な政治工作だったのである。

 張… 

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