二階幹事長ゴリ押し「GoTo再開」強行がコロナ第4波起こす
本気で「GoToトラベル」を再開させるつもりなのか。自民党の二階幹事長が9日、トラベル事業の地域限定の再開について、「(再開を求める)地域を優先することもひとつの選択肢だ」と発言した。
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事業を所管する赤羽国交相も、8日の衆院予算委で自民の佐々木紀議員から「北陸、山陰、東北など感染が少ない地域限定で始めることはできないか」と問われ、「そういう声もたくさん出ている」と応じた。
菅政権は、早ければ「緊急事態宣言」が解除される予定の3月7日にも、地域限定でGoToを再開するつもりらしい。だが、足元の数字は再開目安のステージ2(感染者の漸増)まで下がりきっていない。
厚労省の「都道府県の医療提供体制等の状況」(5日公表)によると、東北6県のうち青森、岩手、山形の3県は「新規感染者数の前週比」がステージ4(爆発的な感染拡大)相当。さらに、山形と福島は「病床使用率」がステージ3(感染者の急増)に達している。