高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

沖縄に必要な21世紀的イマジネーションの「大風呂敷」

公開日: 更新日:

 5月の大型連休が明けて15日となると、沖縄返還から50周年の1年前の記念日である。私がこれから1年間かけて取り組みたいと思っているのは、半世紀前に沖縄が「祖国復帰」という言い方をして大いに「祝賀」されたのは正しかったのかどうかの徹底検証である。

 いや、もちろん、そのまま米軍の直接占領下に置かれていた方がよかったという選択肢などあるはずもなかったのだから、「祖国復帰」そのものはそれでよかったのだけれども、このような復帰の仕方でよかったのかどうかは厳しく問い直されなければならない。

 50年前というと私は27歳の駆け出しの記者で、その年に他の先輩記者たちとの共著で「君の沖縄」という本を出した。当時、政府・マスコミは「核抜き・本土並み」返還とか囃し立てていたけれども、実は本土の方が「核付き・沖縄並み」にさせられて米軍の日米安保上の立場が強化されるのではないかという懸念に加えて、沖縄に初めて自衛隊が進出し、米軍基地への沖縄住民の反発をはね返すガードマンの役割を果たすだけでなく、それをいいことに自衛隊自身の活動範囲を大きく南方に広げようとするのではないかという問題を指摘した。この本はもちろん絶版だが、今もアマゾンの中古本を検索すると「1円」とかで売られているので、ご関心ある向きは参照していただきたい。

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