菅首相降ろし地元から 横浜市長選で自民候補者選び難航中
菅首相が頭を悩ませているという。といってもコロナ対策ではなく、お膝元の横浜市長選(8月8日告示、22日投開票)の話。投開票まで3カ月を切ったが、自民の候補者が決まっていない。肝いりのIR誘致もからみ、菅首相にとって絶対に負けられない戦いなのだ。
3期目の現職・林文子市長(75)は菅首相の子飼いで、4期目出馬に意欲を見せていたものの、当の菅首相が「公認・推薦は連続3期まで」という党の内規を理由に難色を示している。
「勝てる候補なら内規なんて無視でしょう。林さんでは勝てないからです。今月中旬に自民党横浜市支部連合会が、林さんら4人の実名を出して『誰が市長にふさわしいか』と電話世論調査を行ったところ、林さんは人気がなかった。多選批判もあるし、年明けに入退院を繰り返して体調不安もある。なにより、前回市長選で『IRは白紙』と言っていたのに、当選した途端に誘致決定を発表した“だまし討ち”が有権者に嫌われた形です」(横浜市政関係者)
他の3人は、委員会に遅刻して謝罪に追い込まれた三原じゅん子厚労副大臣(56)、前神奈川県知事の松沢成文参院議員(63)、そしてタリーズコーヒージャパンの創業者で2010年にみんなの党から参院議員に当選し1期務めた松田公太氏(52)だという。