立岩陽一郎
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立岩陽一郎ジャーナリスト

ジャーナリスト。1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て、2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。毎日放送「よんチャンTV」、フジテレビ「めざまし8」出演中。

教師がやり甲斐を感じられる環境整備が急務だ

公開日: 更新日:

 10年くらい前の話。大阪市内で中学教師の友人と遅くまで飲んでほろ酔い気分で帰る途中、友人の携帯に電話がかかってきた。応対した友人が教師の顔になり、「おお、わかった。先生が今から行くから待っとれ」と言った。電話を切ると、警察署に行くという。学校の生徒が補導されたので引き受けに行くという。

 私はタクシーを拾って警察署に向かう彼を見送った。日付は変わろうとしていた。教え子とはいえ、当然のように警察署に向かった彼に、頭が下がった。

 28日、「教員による性暴力防止法」が成立。わいせつ教師の経歴をデータベース化し、失効した教員免許を再交付する際にハードルを設けるという。子を持つ身としては、子供の安全を守る法律の必要性に異論はない。しかし「学校における子供の人権を考える会」(以後、「考える会」)は法律の成立を歓迎しつつ、「冷静かつ慎重な議論も」必要だとしている。被害にあった子供をどう守るか、被害を知った教師がどう対応するかなど、整備する課題は多いとの指摘は傾聴に値する。

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