適菜収
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適菜収作家

近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中

あだ名を取り締まる学校現場の異常…敬称でも「アホの足立」はNGなのか?

公開日: 更新日:

〈「あだ名」「呼び捨て」は禁止、小学校で「さん付け」指導が広がる〉という記事が目についた。身体的特徴を揶揄するような「あだ名」は、いじめにつながるケースがあるからだという。

 アホかと。

 これは刺殺事件につながる可能性があるという理由でナイフを禁止するような話。問題は「いじめ」という名の犯罪であり、「あだ名」「呼び捨て」ではない。教育者がこんなことを「指導」すること自体が越権であり、常軌を逸しているのである。思い上がりもたいがいにしたほうがいい。

「君」「ちゃん」「名字」「ファーストネーム」……。呼び方は多種多様であり、組み合わせも選択も自由だ。「あだ名」は人を傷つけることもあるし、友人関係を深めることもある。子供は言葉を選ぶことにより、相手との距離感をつかんでいく。

「傷つける可能性があることは全部やめろ」と言うなら、世の中のありとあらゆるものは人を傷つける可能性がある。まったく無傷の人間関係などあるわけがない。それを学ぶ場所が学校だろう。

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