東京15区補選“大惨敗”でハッキリ…「小池都知事」「日本維新の会」両ブランド凋落と限界

公開日: 更新日:

都ファは「選挙妨害」条例制定で焼け太り

 9日間も応援に入った小池知事は落胆が隠せず、乙武陣営は「選挙妨害のせいだ」と息巻いている。嫌がらせをした政治団体「つばさの党」の候補者や代表らに対し、警視庁は公選法に抵触する可能性があるとして警告を発出。渡りに船とばかりに都ファは早速、対策を練っているという。

「都ファは悪質な選挙妨害を許さない条例案の議会提出を検討していて、自民党にも賛成するよう呼び掛けるようです」(都議会関係者)

 敗因の論点ズラシで言論統制じゃ焼け太り。注視する必要がある。

 一方、野党第1党を狙う日本維新の会は地域政党の本領発揮。2021年衆院選に続いて再挑戦した金沢結衣氏はまたも3位どまり。この間、支持を広げられずに得票を4割近くも減らし、完全無所属で出馬した須藤元気前参院議員にも敗れた。

「維新の党勢拡大には限界があることがハッキリした。馬場代表は〈立憲を叩き潰す〉〈立憲に投票しないで〉とか言ってましたが、ああいうのは東京ではウケない。全く響かない。大阪・関西万博をめぐるデタラメがダメ押しになっている」(角谷浩一氏)

 この際、自民も補完勢力も全滅一択だ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…