岸田首相「卒業旅行」第1弾で韓国におねだり…日本からの猛アプローチむげにできず

公開日: 更新日:

 退陣まで1カ月を切った岸田首相が6日から1泊2日で訪韓し、尹錫悦大統領と会談する。思い出づくりの「卒業旅行」の第1弾だ。「ともに酒豪で個人的な相性がいい」(霞が関関係者)ことで知られる日韓2トップだが、レームダック首相の猛アプローチに韓国側は困惑。招かれざる客の来訪対応に追われたという。

 岸田訪韓が正式発表されたのは3日。林官房長官は「両国首脳により再開されたシャトル外交を実践するものだ。来年の国交正常化60周年を見据えた関係のさらなる進展について議論する」と意義を強調したが、取って付けた感がアリアリ。リリースがギリギリまでもつれ込んだのは、韓国側がなかなかGOサインを出さなかったからだ。

「政権の座を降りる首相を迎える尹大統領にメリットはありませんが、日本側からの強い要請をむげにはできない。それでもろもろの調整に時間を要した。飯を食って酒を飲んで『お疲れさまでした』で帰すわけにはいかないので、第三国に滞在する両国民の保護をめぐる協力覚書を結ぶことで着地。事務方レベルの協議は春に終えていて、発表を残すのみでした」(日韓外交事情通)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    参院選の候補者が正式に決まらない…国民民主党「玉木執行部vs参院女子」の熱き内部ドタバタ対立

  2. 2

    石破自民に分断の危機…トランプ関税“交渉カード”に「コメ」浮上で農水族vs商工族のバトル勃発も

  3. 3

    だから世耕弘成氏は嫌われる…「裏金」参考人招致でも冗舌、企業・団体献金には“ド正論”連発の厚顔

  4. 4

    国民民主党が参院選東京選挙区で“台風の目”に…元NHKアナ牛田茉友氏のみならず2人目擁立の狙い

  5. 5

    枝野発言で火がつき一気に現実味…立憲民主党と国民民主党が参院選で共闘か

  1. 6

    参院選に向け永田町で出回る“怪情報”…自民情勢調査で「単独過半数維持」って甘すぎやしないか?

  2. 7

    石破自民の「消費税減税」決断観測にザワつく野党…“客寄せパンダ”小泉進次郎氏が言及し参院選戦略ぐらり

  3. 8

    国民民主党・玉木代表「連立入り」「首相就任」報道に文句連発も…ホンネは自公政権救済へ“色気ありあり”

  4. 9

    立憲・野田代表にとって「消費税減税」はまるで“腫れ物”…完全スルーの街頭演説に聴衆の反応もイマイチ

  5. 10

    消費税「食品ゼロ1年間」を参院選公約に…寄り切られた立憲野田代表の油断ならないバーター懸念

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!