兵庫パワハラ知事やコバホークも? 東大→官僚→政治家は“ピカピカの経歴”にあらず旧いタイプ

公開日: 更新日:

 兵庫県の斎藤元彦知事(46)は先月30日の百条委以前から、パワハラ疑惑について「業務上必要なものとして厳しく指導することはあった」と言い訳していたが、30代の霞が関官僚はこう明かす。

「もちろん指導は必要です。ただ、今どきは厳しくした時点でパワハラなんです。指導は淡々、むしろ優しいぐらいじゃないとダメ。それが分かっていない発言が、すでに昭和。感覚が古い。子供に暴力を振るうDV男が《しつけ》と言い訳するのと大差ないような……いずれにせよ、旧タイプの東大OBですね」

 斎藤知事は東大経済学部卒、総務省のキャリア官僚を経て知事に。“ピカピカの経歴を持ったエリート”と評されがちだが、20代の東大大学院生も「単なる“承認欲求おばけ”じゃないですかねえ」とこう続ける。

「東大生って基本的には2タイプいる。“本物の天才”と“努力の天才”です。ずばぬけて優秀な本物のエリートは研究の道に進むか、研究を生かして起業の道を探る。次に優秀な努力型は、高年収が望める外資系コンサル(ティング会社)や、金融などから早期リタイアを考える。東大の中では認めてもらえず不満タラタラ、プライドばかり高い野心家が官僚から政治家を目指すのは、キャリアデザインとしては時代遅れでしょう」

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋