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室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

国民民主・玉木代表が連立入り否定を繰り返すけど…じゃ、信じていいか?

公開日: 更新日:

 今回はキャッチコピーも良かった。『手取りを増やす。』

 うーん、わかりやすい。句点がなければ100点だったかも。

 私は言葉を商売にしているから、各党のキャッチコピーが気になってならない。いまだに『◯◯◯。』と、キャッチコピーに句点をつけている党が多いのが謎である。

 句点は文章の終わりを意味する。なぜ、文に『。』や『、』をつけるかといえば、長い文章を読みやすくするためだろう。ポスターに載せるキャッチフレーズ、そこまで長い言葉が書かれてないぞ。

 キャッチフレーズやタイトルにわざわざ『◯◯◯。』と使い出したのは、2016年頃からだった。たぶん、『。』と文に入れることで、言い切りの力強さを訴えるために。ミーハーなあたしも、その頃のショート小説やエッセイのタイトルに、『○○◯。』と使っていたっけ。

 けど今は、2024年。キャッチフレーズに句点を使うのは、少々、古臭く感じる。大きな党は、こういうの広告代理店が作ってるんじゃないの?

【連載】室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」

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