ミャンマー東部の特殊詐欺拠点で日本人の「かけ子」とリクルーターが重宝される特殊事情

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 少数民族武装勢力が実効支配するミャンマー東部には、30以上の中国系犯罪組織があるという。タイ政府高官によると25カ国1万人以上の外国人が拉致監禁され、7000人以上の外国人が保護された。

■「お尋ね者」たちが現地で暗躍

 20人強とされる日本人被害者の行方は不明のままだが、犯罪組織のメンバーとみられる5人の日本人がタイ当局に拘束されている。

「日本をはじめ、韓国や中国、台湾、香港など各チームに分かれ、それぞれの国ごとに管理人とリクルーターがいるようです。中でも日本の高齢者はダマしやすく、他国民に比べて詐欺被害額が億単位になることもあり、ネーティブなかけ子は特に重宝されます。それは日本人を誘拐するリクルーター役も同様です。別件で国内で逮捕状が出ていた藤沼のように犯罪歴があり、海外に逃亡中だった連中も組織にとって貴重な存在です。オンラインゲームで『一緒に遊ぼう』と言って親しくなったり、『儲かる仕事があるからおいでよ』と高収入をチラつかせ、警戒心の弱い若者をだまし、売り飛ばしていた」(現地関係者)

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