旧安倍派の裏金作り再開を求めた幹部は絞られた! 会計責任者聴取で再認識する自民党の“トクリュウ”体質

公開日: 更新日:

■旧安倍派幹部の政倫審の発言は「食い違い」ではなく、意図的に虚偽発言の疑い

 しかし、参考人聴取で松本氏は「(8月の協議は再開の)方向性を決めた会議だったと認識していた」と言い、一部幹部の「結論は出なかった」との見方を否定。「幹部で望んでいた人がいるので返しましょうとなった。塩谷氏はやむなしと言っていたと法廷でも申し上げた」などと語ったという。

 そして、再開を指示した幹部について、「本来ならご自身が話すべきだ。名前は差し控える」としつつも、「現職の議員ではない」と説明。

 自らが有罪判決を受けた一方、幹部らの刑事責任が問われていないことについては、「仕方がないという気持ちはあるが、複雑な気持ちである」と答えたという松本氏。聴取の発言が事実であれば、旧安倍派4幹部の政倫審での説明は「食い違い」や記憶が曖昧という類ではなく、意図的に虚偽の発言をしていた疑いが強くなるだろう。

 それにしても、派閥の会計責任者1人を40分間聴取しただけでキックバック再開の経緯がある程度把握できた状況を鑑みれば、23年末に裏金事件が発覚してからの自民党はこれまで党として一体何を調査してきたのだろうか。真相解明に全くヤル気なしだった姿勢がよく分かるではないか。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  2. 2

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  3. 3

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 4

    高橋成美「渋幕→慶応」だけでは読み解けないズバ抜けた回転の速さ 世界選手権ペアで日本人初の銅メダル

  5. 5

    東京・赤羽、先行する第1地区に110メートル級、せんべろの1番街が丸ごと潰される危機

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    年金生活者を悩ませる墓問題 維持費も「墓じまい」の費用も払えない人はどうすればいいのか?

  4. 9

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  5. 10

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風