「生活保護減額」裏側のデタラメと冷血…これも参院選の重要な争点

公開日: 更新日:

政権の中枢が関与した世紀のデタラメ

社会保障全体を切り詰めていくのが自民党政治、石破首相も同じ穴のムジナ(C)日刊ゲンダイ

 最初に削減ありきで、データをこねくり回し、弱者を切り捨てる自民党政治の本質がここにある。安倍時代の話ではない。今も、見回せば、高額療養費カット、OTC類似薬の保険適用除外など、脈々と続く冷酷政治に参院選では審判を。

  ◇  ◇  ◇

 安倍政権が2013~15年に強行した生活保護費の減額(平均6.5%、最大10%)について、最高裁が27日、「違法」の判断を下し、減額決定を取り消した。

 何が「違法」とされたかというと、これほどの減額なのに、その算定には合理性や根拠がなく、判断を下した厚労相に「裁量の逸脱や乱用があった」と結論付けたのである。

 この判決で驚かされることは2つある。勝手な判断で生活保護費を引き下げた政治手法の横暴とデタラメがひとつ。もうひとつは、そこまでして、弱者を切るのか、という背筋が凍るような冷血だ。

 この判決が参院選前に出たのは、日本の政治にとって大きなことだ。有権者は「これぞ、自民党の正体だ」と肝に銘じるべきである。

 まず、算出方法のデタラメだが… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り2,713文字/全文3,176文字)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    【スクープ第3弾!】衆院選での違法な「有料広告動画」疑惑 宮城自民5陣営“総汚染”で組織ぐるみが浮き彫り

  2. 2

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  3. 3

    高市首相「嘘つき政治家人生」のルーツを発掘! 34年前に自ら堂々と「経歴詐称」を認めていた

  4. 4

    高市陣営の「中傷動画」疑惑拡大に自民議員ビクビク…“被害者”枝野幸男氏にSNSで「動け」コメント殺到

  5. 5

    衆院選「中傷動画」問題で高市首相「秘書を信じる!」超強気答弁が“命取り”に…追及ネタ再投下される恐れ

  1. 6

    皇位継承安定へ「旧宮家養子案」…中道容認報道に枝野幸男元代表ら立憲出身者が激オコ猛反発の波紋

  2. 7

    消えないナフサ供給不安、現場にはモノ届かず…高市首相4.16明言「目詰まり解消」はやはり大ウソだった

  3. 8

    国民は改憲よりも暮らしだ 血道を上げているのは勘違いの極右政権だけ

  4. 9

    高市ドン引き外交またも炸裂! 豪首相をファーストネーム呼び、“絵文字”付きサイン…識者「デリカシーなし」とバッサリ

  5. 10

    高市支持“大派閥構想”は自民の醜い政局ゴッコ 将来の総裁候補も大ボス麻生太郎氏も実態は面従腹背

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征トレード獲得に他球団が虎視眈々 「ウチなら再生できる」「環境を変えた方がいい」

  2. 2

    「投手の墓場」で好投する菅野智之の価値 僕が日本人史上2人目の本塁打を打ったのもクアーズフィールド

  3. 3

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  4. 4

    磐越道バス事故で問われる運行会社と学校の罪と賠償責任…「数億円規模になるのでは」と弁護士が見解

  5. 5

    巨人にFA松本剛は必要だったのか…批判殺到する本人よりも「責められるべき人間がいる」と他球団関係者

  1. 6

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  2. 7

    倉田保昭さん80歳でも現役のアクション俳優「ストレッチが一番大事。おかげで痛いところはありません」

  3. 8

    渋野日向子×テレ東イケメンアナ“お泊り愛”の行方…女子プロは「体に変化が出る」とも

  4. 9

    衆院選「中傷動画」問題で高市首相「秘書を信じる!」超強気答弁が“命取り”に…追及ネタ再投下される恐れ

  5. 10

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題の波紋…NHKは「番組出演は変更なし」と回答もイメージダウン不可避