参院選終盤戦「下剋上」14選挙区はココだ! 自公の“指定席”で続々と落選危機…過半数維持は絶望的

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保守王国の群馬や石川、岐阜でも大接戦

 1人区については、もっと状況が悪い。福島や山梨は公示直後から「雲行きが怪しくなってきた」(自民党関係者)と見られてはいた。しかし、驚くのは「保守王国」を誇ってきた栃木、富山、佐賀、熊本で、まさかの大接戦になってきたこと。奈良に至っては、立憲民主党だけでなく、国民民主党や維新も擁立し、野党乱立状態にもかかわらず、追い上げられているのだ。

「それだけじゃありません。まだリードしているものの、『超』がつく保守王国の群馬や石川、岐阜でも、自民候補と非自民候補の差がどんどん縮まっている。2007年の第1次安倍政権時の『1人区 6勝23敗』に匹敵する歴史的大惨敗も、あり得ない話じゃなくなってきました」(自民党関係者)

 石破首相が「必達目標」とした「非改選含め与党で過半数維持」は、もはや絶望的だ。

  ◇  ◇  ◇

 自民党の派閥パーティー裏金事件で政治資金収支報告書に不記載があった「裏金候補」の当落はーー?●【もっと読む】『参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門』で詳しく報じている。

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