二階俊博ジュニア落選で和歌山の「王国」終焉…石破首相も駆けつけた個人演説会はガラガラだった
「8日に和歌山市内のホテルで行われた個人演説会には石破首相が応援に駆けつけたものの、キャパ約450人の会場で席が半分しか埋まらずガラガラでした。演説会では鶴保庸介参院議員の『運のいいことに能登で地震があった』の舌禍も飛び出し、伸康さんはさらに失速。一方、望月さんが11日に地元・有田市で開いた個人演説会は、約700人の会場が満席になり、立ち見も出るほどの盛況ぶりでした」(前出の県政担当記者)
“世耕陣営”は2度の完勝。だが「世耕王国」を築くにはひと筋縄ではいかなさそうだ。
「この選挙で、地方議員や地元首長が二階派と望月派に分かれ、修復不可能な溝が生じてしまった。地元政界の分断は当面、収拾がつかないだろう」(自民党和歌山県連幹部)
二階派と世耕派がガチンコで争った”紀州戦争”の余波は、しばらく続くようだ。