二階俊博ジュニア落選で和歌山の「王国」終焉…石破首相も駆けつけた個人演説会はガラガラだった

公開日: 更新日:

「8日に和歌山市内のホテルで行われた個人演説会には石破首相が応援に駆けつけたものの、キャパ約450人の会場で席が半分しか埋まらずガラガラでした。演説会では鶴保庸介参院議員の『運のいいことに能登で地震があった』の舌禍も飛び出し、伸康さんはさらに失速。一方、望月さんが11日に地元・有田市で開いた個人演説会は、約700人の会場が満席になり、立ち見も出るほどの盛況ぶりでした」(前出の県政担当記者)

 “世耕陣営”は2度の完勝。だが「世耕王国」を築くにはひと筋縄ではいかなさそうだ。

「この選挙で、地方議員や地元首長が二階派と望月派に分かれ、修復不可能な溝が生じてしまった。地元政界の分断は当面、収拾がつかないだろう」(自民党和歌山県連幹部)

 二階派と世耕派がガチンコで争った”紀州戦争”の余波は、しばらく続くようだ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  3. 3

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  4. 4

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  5. 5

    参院選千葉で国民民主党に選挙違反疑惑! パワハラ問題で渦中の女性議員が「証拠」をXに投稿

  1. 6

    石破自民「1人区」でまさかの「3勝29敗」もあり得る最終盤情勢…参院選歴史的大敗の予兆

  2. 7

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  3. 8

    参院選で激戦の千葉選挙区で国民民主党“激ヤバ”女性議員を自民県連が刑事告発し泥仕合に

  4. 9

    “トンデモ発言”連発の参政党が参院選終盤でメディア批判を展開する理由…さや候補も「マスコミはウソつき」

  5. 10

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “ケチ付き昇進”横綱豊昇龍がまた休場…名ばかり横綱だった先輩2人との「いや~な」共通点

  2. 2

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  3. 3

    英サッカー専門誌の韓国人元編集長に聞く「韓国から見た森保ジャパン」【東アジアE-1選手権連覇】

  4. 4

    “金星プレゼンター”横綱豊昇龍に必要な叔父の図太さ…朝青龍は巡業休んでサッカーしていた

  5. 5

    参院選で激戦の千葉選挙区で国民民主党“激ヤバ”女性議員を自民県連が刑事告発し泥仕合に

  1. 6

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  2. 7

    “トンデモ発言”連発の参政党が参院選終盤でメディア批判を展開する理由…さや候補も「マスコミはウソつき」

  3. 8

    参院選後に日本で始まる「国債売り」と金利上昇に市場ビクビク…トランプからは利上げ圧力の“二重苦”

  4. 9

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  5. 10

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か