長嶋茂雄さんはホノルル空港の入国審査を“フリーパス” 木村拓哉さんと一緒に僕も恩恵に預かりました

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“燃える男”、“ミスター”の愛称で国民的人気を誇ったプロ野球巨人監督の長嶋茂雄さんが6月3日、都内の病院で肺炎のために亡くなった。享年89。選手、監督として数々の伝説、逸話を残した「ミスタープロ野球」は、身近に接した者すべてにそれぞれの「長嶋茂雄像」を強く印象づけてもいる。

 今回は日刊ゲンダイ特別号「追悼 長嶋茂雄 50人の証言」に収録された名球会会員の山崎裕之氏による回顧録を特別公開する。 

  ◇  ◇  ◇

 埼玉・上尾高1年時、1962年の春の県大会で打った1本のホームランが私の人生を変えました。高校生が大宮球場のバックスクリーンへ放り込んだのは、千葉・佐倉一高3年時のあの長嶋茂雄さん以来とのことで、新聞に「長嶋2世」と大きく報じられたのです。

 65年から始まる巨人のV9前夜、ONの王貞治さんと長嶋さんは全球児の憧れの的。もちろん私にとっても大スターでした。

「長嶋2世」の異名はあまりに恐れ多く、65年に東京オリオンズ(現千葉ロッテ)に入団後も、プロとして一本立ちするまでの数年間は私の重荷になりました。

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