著者のコラム一覧
溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

細る一方の暴力団の資金源、残ったのは覚醒剤

公開日: 更新日:
現金詐欺疑い暴力団員を逮捕。関係先から押収された「住吉会」と書かれた名刺や現金など=2025年2月(C)共同通信社

 カネが大きく流れている分野に参入できれば稼げるというのはシノギの真実だろう。たとえばかつて総会屋は大企業の総務部に名刺を置くだけで多少のカネをもらえた。与党総会屋になれば、企業からの礼金は億の単位になったし、野党総会屋でも顔を売れればカネにできた。

 総会屋は1981年と… 

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【連載】溝口敦の「斬り込み時評」

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