シリーズ「第2次世界大戦と原爆」(6)「原子爆弾」独占への危機感が生んだ科学者たちの葛藤

マンハッタン計画に参加していたある科学者のエピソードを語っておきたい。科学者のなかには、ウラン爆弾の威力を知るほどに、これが兵器に利用されることの危険性に怯えるものも出てきた。当然なことであろう。そのことは、この兵器がナチスによって独占されることへの不安となって、アメリカの民主…
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