バブル株価が目くらまし…自民党が「解党的出直し」どころか「先祖返り」の厚顔に唖然

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喉元過ぎればすぐ忘れると国民を愚弄(C)日刊ゲンダイ

 義弟を幹事長に押し込んだドン・麻生の院政などと揶揄されるが、その麻生が連立協議入りの露骨。裏金議員は要職起用で、干された旧安倍派、茂木派が完全復活。そんな自民党を批判してきた野党がすり寄る倒錯に有権者は目を白黒だ。

 喉元過ぎればすぐ忘れる国民を愚弄の新政権。

  ◇  ◇  ◇

 いったい、どこが「解党的出直し」なのか。「#変われ自民党」という総裁選のキャッチフレーズは、なんだったのか。

 高市早苗・自民党新総裁(64)の執行部人事を眺めた国民は、呆れ返ったに違いない。「変わる」どころか、従来通り、自民党の悪しき伝統にのっとった「論功行賞」そのものだったからだ。

 小泉進次郎農相(44)と戦った総裁選の決選投票。劣勢とみられていた高市が競り勝ったのは、土壇場で麻生太郎最高顧問(85)が、麻生派の所属議員に「高市で行け」と号令をかけたからだ。高市勝利の「最大の功労者」が、麻生なのは間違いない。 

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