一家3人殺害「三崎事件」支援者の映画監督が生前語った「冤罪主張死刑囚の素顔」と「事件の実相」
「自分が家出したせいでお父さんが冤罪になった」
 
                            
                     1971年12月、神奈川県三浦市三崎町で商店経営者の一家3人が殺害された「三崎事件」では、寿司店を営む荒井政男死刑囚が逮捕され、一度は自白したが、その後2009年に東京拘置所で病死する(享年82)まで冤罪を訴えていた。現在、遺志を継いだ遺族が横浜地裁横須賀支部に再審請求中だ。
 昨年11月に死去した映画監督の山際永三氏(享年92)は生前、さまざまな冤罪事件を支援していた。荒井元死刑囚のことも冤罪と信じて応援しており、こう語っていた。
「荒政さん(愛称)は裁判の控訴審で控訴を棄却された時、裁判官に向かって『俺を殺す気か!』と叫んだり、目の前の紙を投げたりするなどバンカラ人でね。かと思えば、家族が孫を連れて面会に行くと、涙、涙で。率直で、庶民的な人だったね」
 そんな荒井元死刑囚がなぜ、三崎事件の犯人とされたのか… 
                

 
                             
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