著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(16)軍人に対する文官の怒りが生んだ「大東亜戦争調査会」

公開日: 更新日:
幣原喜重郎首相(1945=昭和20=年10月29日)/(C)共同通信社

 敗戦直後、文官や政治家の中には、軍人や軍事に対して感情的な反発や怒りを抱く人たちが少なくなかった。戦時下で徹底的に抑圧、あるいは弾圧されていたことへの当然の不満である。前回紹介したように、昭和天皇にもそのような感情があったように思われる。

 そのような動きは幾つかあったが… 

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