やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ
■“ドヤ顔”反論にはパフォーマンス臭も
「日中の政治的緊張が高まる中、制服組は公表すれば対立を深めかねないと判断したのでしょう」と語るのは、防衛省出身で内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)を務めた柳沢協二氏だ。こう続ける。
「日中関係が緊張している時期だからこそ、軍事の現場には、より一層の冷静さが求められます。今回の中国軍の行動は間違いなく一線を越えており、抗議した上で公表すればいい。ただ、問題は公表に臨んだ小泉大臣の姿勢です」
7日の緊急発表で、進次郎氏はレーダーを照射した中国軍機と自衛隊機との位置関係など、当時の状況説明を避けた。
「照射の事実と共に、自衛隊機がさほど危険な状況になかった旨も冷静に伝えるべきでした。エクスキューズの足りない説明が、結果的に世論の嫌中感情をあおり、中国の態度も硬化。軍事現場の緊張をますます高めています。自衛隊を預かる防衛省のトップが、政治的緊張を軍事的緊張に直結させてはいけません。小泉大臣は安全保障のプロ意識に欠けています」(柳沢協二氏)


















