司法書士と成り済まし役がグルに…ナニワ地面師たちの巧妙手口

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 地面師詐欺グループは、司法書士と成り済まし役が「面談」を行ったことにして本人確認をでっち上げ、駅近の超優良物件を乗っ取っていた。

 大阪市北区の土地所有者に無断で所有権移転登記を行ったとして、大阪府警捜査2課は14日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用などの疑いで司法書士の松本稜平(34)と会社員の小鹿瑞樹(33)両容疑者を逮捕した。

 2人は昨年1月、闇バイトで雇ったとみられる60代の「成り済まし役」の男とともに、JR大阪駅北側の再開発エリアの土地(約800平方メートル)と上物の住宅2軒を所有する80代男性に成り済ました。松本容疑者は司法書士の立場を悪用し、自身に登記手続きを委任する書類や登記原因証明情報、印鑑証明書を偽造し、大阪法務局に提出。当時、小鹿容疑者が代表を務めていた三重県内の電気工事会社に売却したとする所有権移転登記を不正に行った。

「松本は移転登記に必要な『登記識別情報』(権利書)と呼ばれる12桁のパスワードを『失念』したとし、司法書士らが本人確認を行ったことを示す『本人確認情報』の書類で代替していた。成り済まし役と『面談』したことにして、提出書類に『運転免許証の写真により本人との同一性を確認』『住所・氏名・干支などの申述を求めたところ、正確に回答した』と記し、本人確認情報をでっち上げた。所有者の居住確認は行われず、顔写真付きの身分証を1点提出すればいいことから、80代男性の住民票を不正に取得して、所有者名義の運転免許証を偽造。顔写真だけ60代の成り済まし男に替え、パッと見ただけでは、偽造とは分からなかった」(捜査事情通)

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