トランプ暗殺未遂“やらせ説”再燃 MAGA内部からの陰謀論噴出が示す支持者の揺らぎ
矛先は大統領にとどまらない。極右の陰謀論者キャンディス・オーエンスは、暗殺事件の黒幕はイスラエル系アメリカ人の億万長者だと主張する。トランプに巨額の献金をしたのに、ヨルダン川西岸地域のイスラエル併合を認めなかったことへの報復だというのだ。
重要なのは、陰謀論の真偽ではない。それがトランプを支えてきた勢力内部の不信、宗教的分裂、そしてイスラエルをめぐる対立の受け皿になっていることだ。
トランプは最近、自身をキリストに見立てた画像を投稿、さらにローマ教皇を批判したため、キリスト教右派の支持者の間で激しい分断が起こっている。もうひとつが、イラン戦争をめぐるイスラエルへの反発だ。しかも政治的な「反シオニズム」と人種差別的な「反ユダヤ」がないまぜになっている。
かつて外敵に向けられていた怒りが、いま内側へ向かい始めている。メディアがこれを「岩盤支持層の揺らぎ」とみるのは、そのためだ。



















