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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

トランプ暗殺未遂“やらせ説”再燃 MAGA内部からの陰謀論噴出が示す支持者の揺らぎ

公開日: 更新日:

 矛先は大統領にとどまらない。極右の陰謀論者キャンディス・オーエンスは、暗殺事件の黒幕はイスラエル系アメリカ人の億万長者だと主張する。トランプに巨額の献金をしたのに、ヨルダン川西岸地域のイスラエル併合を認めなかったことへの報復だというのだ。

 重要なのは、陰謀論の真偽ではない。それがトランプを支えてきた勢力内部の不信、宗教的分裂、そしてイスラエルをめぐる対立の受け皿になっていることだ。

 トランプは最近、自身をキリストに見立てた画像を投稿、さらにローマ教皇を批判したため、キリスト教右派の支持者の間で激しい分断が起こっている。もうひとつが、イラン戦争をめぐるイスラエルへの反発だ。しかも政治的な「反シオニズム」と人種差別的な「反ユダヤ」がないまぜになっている。

 かつて外敵に向けられていた怒りが、いま内側へ向かい始めている。メディアがこれを「岩盤支持層の揺らぎ」とみるのは、そのためだ。

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