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春名幹男国際ジャーナリスト

1946年生まれ。元共同通信特別編集委員。元名大教授。ボーン・上田賞受賞。著書に「秘密のファイル CIAの対日工作」など。

何のためにインテリジェンス法整備を急ぐのか…国家情報局への失望と「日本版CIA」の幻想

公開日: 更新日:
情報機関の役割を全く理解していない発言をした自民党・松川るい議員(C)日刊ゲンダイ

 国家情報会議設置法が成立しましたが、国会でまともな議論がなされなかったのは非常に残念です。野党も勉強不足で、高市総理大臣に対して本質的な追及ができていませんでした。

 さらに高市政権は、2027年度末までに対外情報庁、いわゆる「日本版CIA」を作ろうとしています。CIAがどのような組織かを知れば知るほど、それがどれほど非現実的か分かります。CIAは職員2万人超、予算100億ドルという巨体です。日本にそれだけの人員とお金を出す余裕はありません。

 最も違和感があるのは、CIAが「秘密工作」を行うことにあります。必要な場合、他国の法律をねじ曲げ、転覆や暗殺、破壊工作をも辞さない組織です。平和国家である日本が、そのような非合法活動を行う機関を持つべきではありません。 

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