盗んだコレクション13足を放置…茨城県日立市52歳「上履き愛好家」の嗜み方と誤算

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 2009年5月には自宅近くの日立市立大久保中学校で女子生徒の上履き14足を盗み、逮捕されている。

「犯行後、近所のコンビニでボストンバッグから上履きを取り出し、一足一足、コピー機で複写していた。その様子を目撃した男性店員から『女子中学生の上履きをコピーしている不審な男がいる』と通報があった。なぜかコピーを見て楽しんでいたようです」(捜査事情通)

 11年5月にも再び大久保中に侵入し、女子生徒の上履きを盗み、16年12月には自宅から80キロほど離れた土浦市立土浦第四中で女子生徒の上履き2足をゲット。17年4月には今回と同じ田彦中に忍び込み、女子生徒の上履きを3足盗んでいる。

 せっかく手に入れた貴重なコレクションを公共施設の敷地にポイ捨てしたのは、「用済み」になったからだったのか。加藤容疑者のコレクションの対象は、「女子中学生専門」だった。

「盗まれた上履きはどちらかというと、見た目は新しいというより、使い込まれた感じだった。ただ、田彦中の上履きには名字かイニシャルしか書いておらず、男女の区別がつかなかったみたいです。男子生徒の上履きも被害に遭っています」(捜査関係者)

 これだけ犯行を重ねながら、男女の上履きが判別できなかったのは、コレクターにとって「誤算」だったのかもしれない。

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