目の前の調剤薬局から大量のヤセ薬を盗む…テレビにひっぱりだこ有名医師の犯行動機
調べに対し、「私が飲むためと、友人の減量治療のために糖尿病の薬を盗もうと考え、薬局に侵入した」と供述している。
「薬には製造番号がないため、薬局の在庫を確認し、瀬尾の自宅から押収した20錠のリベルサスが薬局で販売されていたものかどうか、ロット番号で特定した。被害が数百万円単位に及ぶことから、転売目的を疑ったが、その形跡はなかった。友人にあげたとしても、数量はしれている。大量の薬はどこにいったのか、どうさばいたのか。それをエサにして、何らかの見返りを得ていた可能性も考えられる」(捜査事情通)
瀬尾容疑者は祖父から3代続く耳鼻咽喉科医。伯父、兄弟、いとこすべて耳鼻科医という医師一家だとか。父親は兵庫県医師会長を務めた。瀬尾容疑者は兵庫医科大を経て、京大医学部大学院を卒業している。
「一言でいうと冴えないヤツ。医大時代からクレプトマニアという噂があり、教授選の最中、パソコンがなくなり、問題になった」(医大関係者)
クリニックのHPには花粉症、咽頭がん、めまい、難聴、認知症など、自身が出演したり、監修した多数のテレビ番組を掲載。雑誌掲載欄には<「兵庫県下1位の耳鼻科」「赤ひげ先生奮闘記」として紹介されました>と記載。理想の耳鼻科クリニックについて、自身の思いをこうつづっていた。