「調教してほしい」メッセージ発端に120万円被害に…スケベ心につけ込んだ“交際あっせん詐欺”だましの手口

公開日: 更新日:

「会員カードの有効化手続き費用」として3万円、「インターネットサイトの誤操作によるデータシステム修復費用」の名目で2回続けて各8万円を請求され、ペイペイで計4回、19万5000円を支払った。

 最初のメッセージから5日経った22日、前回同様、「データシステム修復費用」として、さらに100万円の支払いを求められ、ATMから振り込んだ。男性は総額119万5000円をだまし取られ、今月8日、被害届を出した。

「どうしても女性に会いたかったのか、相手の口車に乗せられ、つい払ってしまったようです。実は100万円を振り込んだ後、さらに300万円請求され、さすがに疑問を抱き、知人に相談した。『それって詐欺じゃないの』と指摘され、だまされたことに気付いた。内容が内容だけに、誰にも言えなかったのかもしれません」(捜査事情通)

 警察は<SNSで知り合っただけの人を簡単に信用しない><性別や年齢に関係なく誰でも被害に遭う可能性がある><会ったこともない人から振り込みを指示された場合は詐欺を疑うこと>と注意を呼びかけている。「調教」をエサに金をだまし取るとは、男のスケベ心につけ込んだ新手の詐欺だ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった