日本野球機構も困惑…楽天マー君「メジャー移籍」に選手会が“横ヤリ”の波紋

公開日: 更新日:

<150億円が3分の2に>

 米メディアには入札金と年俸を合わせた金額が147億円という報道もあったが、新制度発足が1カ月も遅れることは田中の移籍にどう影響するのか。

「今年のFA市場は不作を通り越して凶作。特に先発は人材難で、田中を移籍選手の先発部門トップに評価するメディアもあるくらいです。目玉はサンタナ(30=ロイヤルズからFA)、ガーザ(29=レンジャーズからFA)をはじめ、ローテーションの3~5番手の選手ですからね。田中にとっては好条件を手にする格好のチャンスだったのですが……」と、スポーツライターの友成那智氏がこう続ける。

「14球団が田中の入札に参加するなんて声もありますが、現実的とは思えません。エース格が欲しくて、それなりに資金力のある球団となるとヤンキースドジャース、カブス、エンゼルス、レッドソックスあたりに限られる。田中が入札にかけられるのはFAのマーケットが開かれたかなり後になるので、田中を取りにいって交渉権を逃したら目もあてられない。獲得に絶対的な自信のある球団はともかく、それ以外の球団は田中が市場に出る以前にトレードに目を向けるか、複数のFA選手を狙っていくかもしれません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋