「ダルより上」と専門家もタメ息…マー君流出で迎える日本球界の正念場

公開日: 更新日:

「あの1球に今季のマー君のすべてが集約されていたと思います」
 評論家の橋本清氏がこう言った。

 27日の日本シリーズ第2戦。0―0で迎えた六回表の場面である。楽天先発の田中将大(24)が2死から、安打と2つの四球で満塁のピンチを招く。打席には6番のロペス。スポーツ紙風に言えば、ここで田中が「ギアを上げた」。

「2ボール2ストライクから結果は空振り三振。152キロのストレートを内角にズバッと決めた。死球でも1点が入るこの場面、投手の心理からするとインコースへは投げにくい。捕手のサインにうなずいたとしても、“ぶつけたらイヤだな”という思いが頭をよぎる。それに体が反応して、ボールを指に引っ掛けてしまい、真ん中に甘く入るか、外角に外れてしまうものです。簡単に“ギアを上げる”なんて言いますが、ピンチで力を入れるというのはどの投手だってやることです。たいていの場合はしかし、それが力みにつながり、制球が甘くなったり、球威やキレを欠いてしまう。田中はここぞというときに120%の力を出して、なおかつ制球力とボールの質が増す。あの場面でこの日一番のボールを内角ギリギリに投げられるのですから、24勝無敗はするべくしてしたと言っていいと思います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “安倍1強”に早くも暗雲 参院選の「前哨戦」で自民敗北危機

  2. 2

    事実上のクビ…イチロー現役引退の裏にマリナーズとの暗闘

  3. 3

    エリカ様は張り込み班に「なに撮ってんだよばかやろう!」

  4. 4

    伝説の麻薬Gメンが指摘 ピエール瀧コカイン常習の“証拠”

  5. 5

    不倫訴訟報道の後藤真希…ブログの私生活も虚像だったのか

  6. 6

    現実から目を背けるために過去を「いじくり廻してゐる」

  7. 7

    京都に“愛の新居”報道…それでも鈴木京香が結婚しない理由

  8. 8

    世界1位奪取にルノー日産が画策?自動車業界大再編の予兆

  9. 9

    記者に華奢な手を差し出し…葉月里緒奈に感じた“魔性の女”

  10. 10

    ロシア紙さえも“詭弁”と評したプーチン大統領の特異解釈

もっと見る