FA権行使の西武・片岡争奪戦 楽天は本人希望と一致せず脱落か

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 西武片岡治大(30)と涌井秀章(27)が7日、球団に国内FA権を行使する意向を伝えた。記者会見で「シンプルに自分の評価を聞きたかった。挑戦するなら今かなと思った」と話した片岡には巨人のほか、中日楽天も興味を示しているといわれている。

「球団はともかく、片岡に関しては現場の評価が高い。09年の第2回WBCで監督、選手として戦った原監督はもちろん、主将の阿部慎之助も片岡を認めている。片岡は千葉出身で栃木の宇都宮学園から東京ガスを経て西武入りしただけに、関東球団への移籍を希望していると聞いています」(巨人OB)

 片岡は会見で「ポジションはどこでもいい。試合に多く出られることが一番」と言った。楽天は遊撃に松井、二塁には藤田がいる。シーズン、日本シリーズで名前を売って大ブレークした藤田はこの日、ゴールデングラブ賞も初受賞。12球団ナンバーワン二塁手の呼び声が高く、仮に片岡が入っても「2番手」の扱いになる。「必要とされること」「出場機会が多いこと」を移籍の条件に挙げる片岡の希望には合致しない。

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