早くもストーブリーグ突入 ロッテの狙いは「涌井獲得」と「投手コーチ再編」

公開日: 更新日:

 CSファイナルステージに進みながらも楽天に敗れたロッテは、さっそく「ストーブリーグ」に突入する。

 最大の焦点は先発投手の補強だ。

 今季、シーズン序盤に首位を快走しながら、最終的にリーグ3位に終わった要因を、フロント陣は「チーム内に2ケタ勝利を挙げる先発投手がひとりもいなかったこと」とみている。今オフはドラフトを含め、ある程度の資金を投入してでも2ケタ勝利が計算できる投手を獲得したい意向をもっている。

 補強の筆頭候補は西武の涌井(27)だ。

 シーズン中に国内FA権を取得し、オフの行使が濃厚。ロッテは水面下ですでに涌井を調査しており、FA権行使と同時に手を挙げる可能性が高い。
 もうひとつのテコ入れが投手コーチ陣の再編だ。

 グライシンガー(右肩痛)や成瀬(左肩痛)など、今季のロッテ投手陣は故障に悩まされた。一部フロントからは「投手を管理する立場のコーチ陣のケアが足りなかったのでは」という声が上がっている。そこで斉藤投手コーチの進退を含めた投手部門コーチの大幅な配置転換なども考えられているという。

 CSファーストステージでは、西武を2勝1敗で撃破。ファイナルステージでも楽天を追い詰めたとはいえ、球団内部では「CS本拠地開催を逃したことを含め、反省すべき点は山ほどある」という厳しい声が上がっている。激動のオフになる可能性が高い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  3. 3

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」

  5. 10

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」