井端&片岡加入で二塁手争い激化…巨人・寺内に本音直撃

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 また逆行し始めたのは原監督の存在が大きい。二言目には「育成」と言って、チーム編成の面で意見が衝突した前球団代表が消え、いい意味で現場とフロントの風通しは良くなった。ただ、それで原監督の存在感、発言力が増し、いさめたりストップをかける人間がほとんどいなくなっているといわれる。監督というのは誰でも戦力に不安を抱くもので、“選手は余っているくらいがちょうどいい”と考える。ましてや今の巨人には、原監督の地位を脅かす人材は皆無。次期監督有力候補の松井秀喜(39)がその気になるまで、最低でも2年の“身分保障”がある。今回の補強だけでなく、渡辺球団会長の完全バックアップもあって、やりたいことがやりたいようにできる環境にある。

 それが、チームや選手にとってプラスになるかは別問題。長嶋巨人時代がそうだったように、やり過ぎた補強は、特に若手選手に虚無感を生む。来季の巨人は内部から壊れる可能性があるということだ。

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